陽花里(ヒカリ)の嘆きのつぶやき

ヒカリの日記…いいこと悪いこと…いろいろお話します!

小説「サバイバルウェディング」がおもしろい

小説「サバイバルウェディング」の主人公は、出版社に勤務する29歳の女性黒木さやかです。
4年間交際した和也と30歳の誕生日に結婚するために会社を辞めたのに、退職した日に和也の部屋で他の女のパンツを発見して婚約破棄という笑えない展開から物語が始まります。
29歳と30歳ってたった1歳の差なのに、女性にとってはなんとも大きな壁があるわけだから笑うに笑えないんです。
ここで彼女はどうするかというと復職をする事を決めるわけですが、そんなうまく人生が進むわけではなく、新しい編集長の下で働くことになります。
新編集長の宇佐美が笑えるほど面白い人間で、半年以内に結婚しなければクビという事で、これが雑誌の企画になりさやかのサバイバル婚活が始まります。
俺の戦略を使えば結婚なんて余裕だという宇佐美ですが、その戦略というのがエルメスやヴィトンなど高級ブランドのマーケティング戦略に基づいたものなんです。
スパルタ婚活が始まるわけですが、宇佐美の毒舌と変人ぶりはすごいです。
でもそのお蔭で祐一という王子様のハートを射止める事に成功します。
元彼はクズだけどさやかとの関係を見ていると、さやかは結婚がしたかっただけだし結局2人とも相手を思いやる気持ちがなかったのではと感じました。
祐一との結婚にはインド行きなんて驚くような結末があったものの、さやかは彼を支える事を決断します。
さやかも成長しました。
でも私は宇佐美さんと結婚して欲しかったしお似合いだと思いました。
「サバイバルウェディング」はドラマ化していますが、小説としても面白いですよ。
ぜひ読んでみる事をおすすめします。